Diskpartを使って回復パーティションを削除する【Windows Server向け】

Windows Serverで回復パーティションを削除する方法

“ボリュームの削除“機能はWindows 11/10/8/7でうまく機能しますが,サーバーで回復パーティションを削除することはできません。ここでは、Windows Serverで回復パーティションを削除する方法を2つ紹介します。

1.Diskpartコマンドを実行する

1つは、Diskpartコマンドを実行して回復パーティションを削除することです。

ご注意：重要なファイルが失わないように、正しいコマンド ラインを入力したことを確認してください。より安全な方法を求めるのなら、サードパーティ製ツール（方法2）を使用してください。

操作ガイド:

ステップ1.「Windows」+「R」キーを押すことで「ファイル名を指定して実行」ボックスを開きます。そこに「diskpart」と入力し、「OK」をクリックします。

ステップ2.次のコマンド ラインを入力するたびに、「Enter」キーを押します。

• list disk（サーバー上のすべてのディスクを表示します）
• select disk *（*は回復パーティションを含むディスクの番号に置き換えてください）
• list partition（選択したディスク上のすべてのパーティションを表示します）
• select partition * （*は回復パーティションの番号に置き換えてください）
• delete partition

回復パーティションが削除されると、未割り当ての領域になります。それを使ってWindows Serverで新しいパーティションを作成して利用可能なディスク領域を拡張することができます。

2.EaseUS分区主を利用する

もう1つは、EaseUS Partition Master企業版というサードパーティ製のソフトを利用してWindows Serverの回復パーティションをデータを失わずに削除することです。

操作ガイド:

EaseUS Partition Master を起動し、削除したいパーティションを右クリックします。

削除の誤操作を防ぐため、「本当に選択したボリュームを削除しますか」という提示メッセージが表示されます。削除を続けるには、「はい」ボタンを押します。

画面の右下にある「１タスクの実行」をクリックすることでパーティションの削除プロセスが開始されます。

これで、ターゲット ボリュームは正常に削除しました。未割り当て領域から削除されたパーティションを復元するには、その「パーティションの復元」機能がお役に立ちます。

EaseUS Partition Master企業版は、Windows Server 2003/2008（R2）/2012（R2）/2011/2016/2019/2022をサポートし、パーティションの削除、拡張、リサイズ、作成、フォーマット、非表示、および消去などの操作を行えます。さらに、パーティション削除操作中に何か問題が発生した場合、EaseUS Partition Masterはパーティションを以前の状態に復元することができます。

ディスク管理より豊富多彩な機能を備えたEaseUS Partition Masterというこのディスク オプティマイは最も推奨されます。

EaseUS Partition Master企業向け‐信頼できるWindows Serverディスク マネージャー

• システム ドライブを拡張し、パーティションを結合/分割
• ディスクのクローンを作成し、OSをHDD/SSDに移行
• データ損失なしでMBRをGPTに、GPTをMBRに変換
• ワンクリックでディスク レイアウトを調整し、ボリュームを作成

追加：Windows Serverですべてのパーティションを削除する方法

1.ディスクの管理を使用してパーティションを削除する

ディスクの管理では、回復パーティションは削除できませんが、その他のパーティションは削除可能です。

• 「Windows」+「X」キーを同時に押して「ディスクの管理」を選択します。
• ディスクの管理が開いたら、削除するパーティションを右クリックし、「ボリュームの削除」をクリックします。
• ステップ2を繰り返し、すべてのパーティションを1つずつ削除します。

2.DiskpartとEaseUS Partition Masterでパーティションを削除する

Diskpartおよびサードパーティ製のユーティリティは、Windows Server上のすべてのパーティションを削除することもできます。詳しい操作ガイドについては、上記の内容をご参照ください。ワンクリックで複数のパーティションを削除するには、EaseUS Partition Masterの使用をお勧めします。

回復パーティションとは

回復パーティションとは、PCの製造元がシステムを工場出荷時の設定（オペレーティング システムの設定を含む）に復元するためのイメージです。お使いのコンピュータで予期しないシステム障害が発生した場合、Windows OS設定を復元するのに使われます。

2種類のWindows回復パーティション：

Windows回復パーティションには、製造元の既定の設定が含まれています。また、OEMパーティション（回復パーティションの一種）には、ベンダーのデフォルト設定があります。後者は、前者より多くのディスク スペースを占有します。

回復パーティションを削除するとどうなりますか？

回復パーティションを削除しても大丈夫ですか。それは場合によります。個人ユーザーの場合、パソコンがクラッシュした場合に備えてそれを保持しておいたほうがいいです。サーバー ユーザーの場合、その回復パーティションを削除することが推奨されます。サーバーで回復パーティションを削除することは、実行中のOSに影響を与えずに、より多くのディスク スペースを解放してパフォーマンスを向上させるのに役立ちます。

まとめ

システム クラッシュなど、万が一の場合に備えて、回復パーティションを保持したほうがいいです。回復パーティションは、工場出荷時の設定にリセットするために使用されます。回復パーティションを削除するには、DiskpartやEaseUS Partition Masterはお役に立ちます。すべてのパーティションを削除してディスク領域を解放するには、ディスクの管理、Diskpart、およびEaseUS Partition Master、これら3つのツールは利用可能なオプションとなります。

削除後にパーティションの新規作成が必要な場合は、迅速なパーティション作成ツールであるEaseUS Partition Master企業版を試してみてください。

EaseUS Partition Master Free の詳細については>>